新しく、角とエッジを備えたラング&ハイネの作品が登場します。
大きく明快な金型を通して見られる、ゴールドの輪列、レバーやバネは隠してしまうには惜しいものです。前衛的なステンレススチール製のブリッジ、丸みを帯びた表面とポリッシュ加工をほどこした石受けを備えるテンプ受けは、光を取り込みながら同時にあらゆる角度に光を放ちます。さまざまな形や素材、ポリッシュ加工やマット加工をほどこした表面のコントラストによって、作品に深さと幾何学的な印象が生まれます。時計師というのは、限りなく美しく小型化された仕組みをつかさどる建築家であるといえるでしょう。

